阿武隈川の土手道を歩き、田園地帯を周遊するトレイルコースです。数々の和歌に詠まれた阿武隈川の雄大な流れと、槻木の田園の地勢を眺めつつゆったりと歩きましょう。景観が良くコース中には多くの展望、写真撮影スポットがあり、蔵王連峰や水田の中をゆくJR 東日本の列車の姿が特に人気があります。四季を通じて歩けるコースですが、眺望に優れ、撮影に適した晴天の日がおすすめです。

【印刷はこちらをご利用ください】柴田フットパスマップ 槻木東コース(PDF)

① 槻木駅駅トイレ
JR 東北本線の駅で阿武隈急行の始発駅でもあります。駅前や駅舎2階には地元入間田出身で仙台城跡の伊達政宗騎馬像を作成した彫刻家「小室達」作の彫刻が展示されています。正面にはメタセコイアの大樹があります。

② 槻木生涯学習センタートイレ
ホールや図書館もある地域の生涯学習拠点施設です。建物の前に展示されている輪切りにされた大木は、槻木の地名の由来となった巨大なケヤキ(槻木)です。(休館日:月曜)

③ 土手への階段まずは車に注意しつつ横断歩道を渡り、正面に見える水色の階段を上がります。橋の上に出たら阿武隈川(槻木大橋)方面へと歩き信号のある横断歩道を渡ります。槻木大橋の橋名板を越えてすぐ堤道に降りる階段があります。

④ 槻木大橋全長777.77mで平成7年7月7日に開通しました。歩道には阿武隈川を詠んだ歌碑が埋め込まれています。橋から四方を見渡すと、全体的に山に囲まれ阿武隈川下流の亘理に向けて開ける柴田町の地勢を見ることができます。

⑤ 阿武隈川の景色槻木の町の南付近で白石川と合流し、隣の亘理町が面する海へと流れる雄大な流れを眺めつつ歩く道です。堤の道だけでなく川岸を歩くこともできます。強風には注意してください。

⑥ みやぎ蔵王三十六景ビューポイント
仙南地域で選定された蔵王が美しい景観ポイントの1つです。阿武隈川の瀬音、ひばりのさえずりを背に、雄大に横たわる蔵王連峰を一望できるポイントとなっています。

⑦ 水田と線路脇の道ビューポイント
踏切を渡り線路の北側の自然道を歩いてスタート地点に戻ります。蔵王連峰と水田を背景に緩やかにカーブする線路を走る列車の姿が間近に見られます。コンテナ20両編成の長い貨物列車の姿も迫力があります。

⑧ 山津見神社神社
飯淵歯科医院の裏手にあります。山と農業の守り神として狼を祀った神社で、福島県飯館村にある山津見神社の遥拝所として明治27 年に創設されました。

⑨ 村田街道跡かつては、村田町へと繋がる街道となっていて線路にも踏み切りが設置されていました。現在もガードレールの一部が欠けていて、村田へとまっすぐ進む道が遠くまで見通すことができる風景となって残っています。

立ち寄りポイント

(1) 弓矢ヶ埼地名を表す標柱が立っています。伝承によると源義家が八幡神社から射った矢が、この地に落ちたことに由来するとのことです。(槻木駅南西にある八幡神社からここまでは直線距離で約1.1kmあります)

【参考資料】