藩政期に武士たちが船岡城へ登城したであろう姿を思い浮かべ歩く浪漫のコースです。
太子神社から白鳥神社への見通しの良い道路は東から白鳥神社へ近づくに従って、下級武士、商人、家老などの上級武士が住んだ地区と移り変わっていきます。
またこの道路は今も飲食店や商店が立ち並んでいて、現在の船岡の風景を見ることもできます。

【印刷はこちらをご利用ください】柴田フットパスマップ 登城の道コース(PDF)

① 船岡駅駅トイレ
船岡城を模して建設された駅舎が特徴です。駅前には町の木である樅の木があります。

② 白石川堤一目千本桜ビューポイント
白石川堤は隣接する大河原町にまたがり約8kmの桜並木が続き、一目千本桜と呼ばれています。蔵王連峰を背景とした白石川と桜並木のコントラストはまさに絶景です。船岡城址公園の桜とともに「さくらの名所百選の地」に宮城県内で唯一選ばれています。

③ 用水路の道居酒屋がある丁字路を過ぎてすぐに左手の路地に入ります。ここはかつての用水路を暗渠化した道で、自然の流れが作り上げた緩やかなカーブが心地よい小径です。柴田にはこのような道が数多くあります。

④ 妙法山 蓮華寺(れんげじ)寺
船岡城の鬼門(北東)の守護の地として重要な位置を占めています。鬼子母神堂、水子観音や七福神の像など見所が多々あります。

⑤ 白鳥神社への道 行く先に白鳥神社が見え隠れする趣のある道で、間口や敷地から藩政時代の町割りが感じられます。下級武士たちが住んだ地区は、戦中・戦後船岡の繁華街であり今も多数の飲食店が営業しています。

⑥ 糀や(こうじや)江戸時代の安政に建てられた伊達藩御用達商人の店蔵です。麹を手広く販売したことから「麹や」の屋号がつけられました。現在は古美術品なども多数展示されるレンタルスペースとして活用されています。

⑦ 白鳥神社神社
東北地方で多く見られる白鳥信仰の神社です。元々は四保山(舘山-現在船岡城址公園)の山頂に祀られていましたが、明治12年に現在の場所(柴田家の武道場「明了館」の跡地)に移されました。

⑧ しばたの郷土館駐車場トイレ
町の歴史や民族・産業などを展示する博物館で、特に第一海軍火薬廠のジオラマは必見です。中庭には船岡・館山から出土した「俵石」と呼ばれる玄武岩が野外展示されています。(休館日:月曜日)

⑨ さくらの里駐車場トイレ
町の特産品や民芸品、銘菓などを販売する直売所のほか、レストラン「花彩 cafe」や喫茶コーナーを併設しており、休憩場所としても利用できます。

⑩ 船岡城址公園(舟岡要害跡)駐車場トイレ
明治維新まで柴田家が居住した舘跡で、現在は公園として整備されています。初春のスイセン、ゆきやなぎ、梅、花もも、春は桜とレンギョウ、初夏のアジサイ、秋の曼珠沙華などなど四季を通じた花の名所にもなっています。山頂には売店や船岡平和観音像があります。

【参考資料】