成田地区は古くから開けた地域の一つです。成田の西南にある羽山(羽山神社)との関係が深く、羽黒山信仰へと通ずる羽山参拝の宿坊があったと伝えられます。また槻木から出羽路へと抜ける奥州古道の脇道に位置していたのかもしれません。山あいの地域で、羽山神社裏参道や竹林の道、峰の林道を緑を愉しみながら歩くコースです。
※コース途中にトイレはありません。ご注意ください。
【印刷はこちらをご利用ください】柴田フットパスマップ 成田コース(PDF)
① 庚申山 長照院 |
② 成田八幡神社 |
③ 若宮八幡鳥居石造りの大きな鳥居に若宮八幡と書かれています。この道は成田地域の人たちが羽山神社へむかう参道ともなっていました。 |
④ 竹林の道 竹の落ち葉が積み重なる竹林の小路です。竹林に差し込む木漏れ日や、サラサラと鳴る葉擦れの音も楽しめる気持ちの良い自然道です。ところどころに猪避けが見られ、途中には若宮八幡のお堂があります。 |
⑤ 森の十字路 竹林から抜けてくると開けた十字路に出ますので、まっすぐからやや左に進んでください。左に折れる道は立ち入り禁止の私有地のため紐で柵がしてあります。 |
⑥ 坂元の森坂本植林合資会社が管理する豊かな植生の森です。私有地なので立ち入りは禁止ですが、その外縁を歩くため美しい森の姿を見ることができます。 |
⑦ 農産物直売所 お羽山さん成田地域の農産物直売所です。日持ちのいい切花(仏花)を一年中販売しているのが特徴です。(営業日:土・日 営業時間9:00 ~ 17:00) |
|
立ち寄りポイント
(1) 採石場跡地図のポイントはかつて採石が行われていた場所です。現在は立ち入れませんが、下流の用水路にはこの採石場から流れてきた岩が多数転がっています。 |
(2) 羽山神社羽山(標高223m)山頂にあり、東北南部に広く見られるハヤマ信仰の神社です。江戸期までは羽山大権現と呼ばれていましたが、明治期の神仏分離の際に羽山神社となりました。神は保食神(うけもちのかみ)で作神(農業神)ですが、また羽山は太平洋、岩沼・亘理方面から見える目印となる山だったため、豊漁の神としても崇められました。山岳信仰の要素も含んでおり、参道の途中には胎内くぐりの岩が残されています。 |
【参考資料】
- 柴田町史編さん委員会編 (1983 -1992)『柴田町史』柴田町
- 柴田町文化財保護委員会編 (2017) 『しばたの歴史ガイド』柴田町教育委員会
- 柴田町文化財保護委員会編 (1979) 『柴田町の文化財 第10 集- 城と館』柴田町教育委員会
- 柴田町教育委員会編 (1980)『之波太乃光』柴田町文化財保護委員会
- しばた100 選製作チーム編 (2016)『しばた100 選』柴田町
- 柴田かたりべの会編 (2003)『しばたの昔ばなし』
- エコミュージアム研究会せんなん (2017)『平成槻木ものがたり』
- 柴田町ホームページ (参照2019-3-1)
- 柴田町商工会(2017) SHIBATA-MACHI 旨-UMA! (参照2019-3-1)
- 柴田町観光物産協会ホームページ (参照2019-3-20>
- 日本フットパス協会(参照2019-3-10)
- NPO 法人みどりのゆびホームページ (参照2019-3-10)
- 美里フットパス協会 フットパスとは?(参照2019-3-10)