入間田地域の里山を歩く健脚者向けのコースです。里山歩きが主で峠を越える道が複数あり、山の抜け道や林道、自然道を楽しみます。特に愛宕山中腹にある雨乞(あまご)のイチョウから眺める下界の景色は抜群です。雨乞のユズは自生する最北限の柚子と言われており、道中では高さ7~10mもあるユズの大木を見ることができます。

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① 農村環境改善センタートイレ
校区の生涯学習拠点施設です。館内には地元入間田出身の彫刻家「小室達」が製作した伊達政宗騎馬像の複製が設置されています。(休館日:月曜日)

② すいせんロードビューポイント
入間田地区の方々が手入れをする2.5kmにわたる水仙の道で、3月末~4月初旬になると道の両側に黄色い水仙が咲き並びます。

③ 堀ノ内地区ビューポイント
丸山には館があったと伝えられており、周辺には城に関連する地名が多くあります。ここには堀を思わせる小川と「堀ノ内」の地名が残っています。道順:自然道から木橋を渡って堤の上を歩いていきます。

④ 下台の道しるべ「南無阿弥陀仏、右すごうへ、左むらたへ、□□□□、□さ□」と刻まれている道標です。村田と菅生へ通じる道のようです。(※□は判読不能の文字)

⑤ 福寿山 円龍寺駐車場トイレ寺
原田氏の菩提寺である東陽寺の末寺です。小堂に収められた薬師如来立像と十二神将像は、県指定有形文化財となっています。円龍寺から道順:本堂裏の石段を登り突き当りを左へ。林道のつきあたりを右へ進む。

⑥ 八雲神社神社
祭神は建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)で神仏習合の祇園信仰から、地域では「祇園さん」と呼ばれ親しまれています。杉の大木が並ぶ参道や古い石灯籠に鉄灯篭など、見所が多くあります。本殿は石段を上った奥にあります。

⑦ こだわり街道ここにお住まいの高橋さんが収集したレトロな看板や置物、珍品や道具などが並ぶ不思議な空間です。TV番組「ナニコレ珍百景」でも紹介されました。

⑧ 雨乞のイチョウ愛宕山の中腹に位置する樹齢700年と言われる大イチョウです。国指定の天然記念物にもなっています。周囲の日当たりが良い斜面にはユズの木々を見ることができ、推定樹齢数百年の古木もあります。

北限の柚子柴田特産の雨乞のユズは、愛宕山の日当たりの良い南斜面に自生し、自生するユズの中では日本最北限となります。現在、雨乞地区には300 本程のユズの木があります。収穫期には、毎年5万個ほどのユズが実ります。雨乞のユズは、なんと言っても色と香りが良いのが特徴で、皮が厚いため保存がききます。もちろん無農薬です。

⑨ 屋敷沢地区江戸時代に仙台藩の武士と職人たちが移り住んだと伝えられる地域で、今も落ち着いた佇まいの家々が並んでいます。付近にある五斗亀溜池は「五斗の米が採れるだけの水田を賄う水量」ことに由来するそうです。

【参考資料】