海老穴は槻木の中でも入り組んだ所にある地域で、沼に大海老が住んでいたという伝説があります。丘陵の道を越えたあとは平坦な道が連続するコースで、海老穴から船迫の東までの自然の道から、開発された住宅街の端を歩き、また水田の集落に戻ります。高低差はそれほどではありませんが、やや健脚者向けのコースとなっています。サブルートも豊富で寄り道しやすいコースでもあります。

【印刷はこちらをご利用ください】柴田フットパスマップ 海老穴コース(PDF)

① 老穴集会所駐車場
海老穴地域の集会所です(※普段は開いていません)駐車場に白山神社の鳥居と参道があり、その右手にある湿地にあった池には大海老が住んでいたと伝えられており、現在も祠が残されています。

② アートスペース 無可有の郷(むかうのさと)トイレ
陶芸家の太田さんが営む、画廊や陶芸教室もあるアートスペース。カフェが併設されていますので、ゴール後に立ち寄って寛ぐのにも最適な素敵な空間です。(営業時間10:30 ~ 17:00 定休日 火・水曜日)

③ 白山神社への道無可有の郷の裏を抜けていく昔の生活道です。下に降りる道と上に上る道の中間の細い自然道を進みます。途中に急な坂道があり上がりきったところを左に進むと白山神社に出ます。

④ 白山神社神社
白山信仰の神社で、大同年間(806~810年)の創建と伝わっています。悪病退散、無病息災を祈念して祠がもうけられました。特に地元では虫歯の痛みを治す神様として信仰されています。

⑤ 海食崖(かいしょくがい)の道波によって削られた地層が見える海食崖が連なる道で、コース南側の水田や丘の景色も楽しめます。水田や水路では時折、サギが餌をとる姿が見られます。

⑥ 町営墓地トイレ
柴田町の町営墓地ですが、緑化され東屋とトイレがあるので休憩ポイントとしても利用できます。敷地内にはコース内にある丹たんば波野やち地の開拓に尽力した大友勇次郎翁の碑があります。町営墓地から真っ直ぐ進み急斜面の雑木林を降りればショートカットすることができます。

立ち寄りポイント

(1) 白山トンネル白山神社への道を避けて平地を歩くサブルートです。柴田町で人や自動車が通行できる唯一のトンネルです。道幅が狭いので車に注意して歩いてください。

(2) 台を歩く景観の道ビューポイント
台地域の斜面を上がり歩きます。景観の良い地域で、斜面に広がる畑や、高原の牧場、対岸の丘から眺める海食崖や水田の様子、秋に咲き誇るキバナコスモスなど見所がたくさんあります。(※牧場内には立ち入らないようにしてください)

(3) 釜神様(釜石)個人のお宅の前にある半球状の石で、かまどを守護する神様として大切にされてきました。奥津彦命(おきつひこのみこと)、奥津姫命(おきつひめのみこと)の二神が祀られています。

(4) 入間野山城跡舌状に突き出た丘陵の上にあった山城(館)の跡です。ジグザグの斜面の階段を登り集会所の裏手から入ることができます。建物などは残っていませんが杉林と竹林に囲まれた静かで癒されるスポットになっています。

【参考資料】